飯野中学校日誌

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本年もよろしくお願いいたします。

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 新年早々、あまり明るい話題ではなく大変申し訳ないのですが、昨年末に福島市新型コロナウイルス緊急警報が出され、年が明けてもまだ収束が見えない状況が続いています。こうした状況を受け、市では緊急警報期間を延長し、1月11日(火)までとなりました。3連休に予定されていた市の成人式も、今年度はコロナ対応のため2回に分けての開催計画だったものが中止となってしまいました。本当にいつ収束するのか、先が見えない状況がさらに深刻になっています。

 学校でも、緊急メールやHP掲示板でお知らせしたとおり、1月8日(金)が市内一斉臨時休業となりました。詳細はこちらの通知でご確認ください。(掲示板にリンクしたPDFも同じ通知です)

 今年度、昨年度末からの緊急事態宣言から3か月にもわたる臨時休業で始まり、少し落ち着いたと思ったら冬場の今の状況と、コロナの威力は衰えるどころか、第1・2波以上の猛威を振るっています。

 幸いにも、本校ではまだ陽性者が出ていません。幸いというよりは、保護者の皆様の継続した地道な取り組みと努力の成果と改めて感謝申し上げます。ただ、現状をみると、職場や買い物、ちょっとした出先等で、いつ感染してもおかしくない状況です。今後、近隣の方々や職場の人たち、知人やご家族など、いろいろなところや身近なところで感染者が出てくることは容易に想像ができます。

 感染予防対策の徹底と同時に「心の準備」をしておく必要があると考えます。誰が感染してもおかしくない、誰もが感染の可能性がある、もし自分が感染したら、もし家族が感染したらということを想定し、その際の対応をイメージしておくことが大切だと思います。

 差別や偏見を生み出す要因の一つに「恐怖心」があります。でも、感染した場合の状況や年代ごとの症状の有無など、新型コロナ感染症の特徴をしっかりと理解し、対応を具体的にイメージしておくこと、また感染することは避けられない、誰が感染してもおかしくないと考えて常に生活していくことで、自分自身も他の人と同様に感染の可能性が十分にあることを意識することが差別や偏見を生まない素地になるのだと考えます。

 誰よりも苦しい・つらい思いをするのは感染してしまった人、そしてその家族や関係者です。その人を責めるのではなく、感染してしまった人が治療に専念できるような環境はどうったものか、その気持ちを慮る「想像力」を働かせ、一日も早く回復できるような周囲の環境づくりを進めながら新型コロナの抑え込みに向けてみんなで協力して前向きに取り組んでいく「協働の力」を発揮して、このコロナ禍を乗り越えて行きたいと思います。

 3学期開始後の感染状況によっては、今回のような急な予定の変更等も予想されます。その都度、できる限りの情報提供に心がけていきたいと思いますが、不十分な点があるかもしれません。その際には、ぜひ学校まで直接お問い合わせいただきますようお願いいたします。

 3学期、1年間の締めくくりの学期として一日一日を充実したものとしていくためにも、保護者の皆様の一層のご理解・ご協力をお願いいたします。