福島第三小学校日誌

本日の献立

5月12日木曜日の献立です。

 

〇麦ごはん

〇筍の煮物

〇根菜汁

〇のり佃煮

〇牛乳

 

今日は県北地方の郷土食、田植えの時季に食べられる「筍の煮物」を作りました。

機械化が進んでいなかった昔の農業は手作業が多く、田起こしから田植えまで多くの手間がかかりました。

そのため今頃の季節にたくさん収穫できる「筍」や、冬の間に作っておいた保存食の「凍み大根」や「凍み豆腐」、乾物の「昆布」や「身欠きにしん」などいろいろな材料を使って、一度にたくさんの量を作り置きして農作業の合間の食事として、食べていました。

児童のみなさんには食べなれない料理ですが、「食文化の継承役」でもある給食を通して「食の体験」をしてもらうことを目的に毎年この季節限定で提供しています。

本来は身欠きにしんを使いますが、少しでも食べやすいように、豚肉や鶏肉に変更しています。

「和食」は2013年に「世界遺産」としてユネスコから認定された世界に誇れる素晴らしい「文化」です。

給食室では日々、「和食」が次の世代へもつながって欲しいと考えています。