杉妻小学校日誌

将棋から 素直さと謙虚さ

クラブ活動で将棋をすることがあります。休み時間も、雨天の時は教室でよく遊んでいます。

昨日、17歳の藤井聡太棋聖が誕生したことが、明るい話題となっています。
とても素晴らしいことだと思います。
才能に加え、これまでの努力がこの結果に結びついたのは誰の目にも明らかです。

昨日の勝利の姿も立派でしたが、思い出したのは、藤井七段が6月の王座戦で大橋六段に負けて、
「負けました」
マスクの奥から声をふりしぼるように告げ、頬に手を当て、しばらくまたうつむき、そして空を見上げた姿です。

将棋の一局は、「負けました」の言葉で終わります。
終盤の詰みによって、負けたと思った方が、相手に負けを伝えます。
つらく、くやしさと反省が混じった言葉と思います。


トップ棋士でも3割ほどは負けるとのことです。
勝負の世界で、負けを認める悔しさは半端がないと思います。

負けを素直に認められる謙虚な心、悔しいながらも「負けました」と言える精神力に魅力を感じます。

「素直さと謙虚さをもてば、負けても次の勝利につながる。」

藤井七段から学ぶことができると思いました。