杉妻小学校日誌

教育活動の思索・・・

『危機の時代、先の見えない時代において、ほんとうに必要とされ、ほんとうに信じられる知性・教養とはなにか?それは、視界の悪い濃霧の中でも道を見失われずにいる「方向感覚」のこと。複雑性の増大に耐える知力体力をもち、迷ってもそこに根を下ろしなおすことのできる言葉と出会う・・・』

せんだいメディアパーク館長で、哲学者の鷲田清一氏の著書からの引用です。

唐突に冒頭に書くことではないかな・・・とは、思いましたが、我々教員も含めた今の大人がほんとうに求められていることは、これかもしれないと考えて載せました。

現在、新型コロナウィルス感染拡大が止まらず、学校でも感染リスクを限りなく少なくするということから、児童が近距離で活動したり、接触を伴ったりする学習は停止しています。

我々教員は、保護者の皆様から大切な児童をあずかっています。それを常に意識して、学びを止めないこと。そして、できる限りの教育活動をどのように取り組むか思索が続いています。

視界の悪い濃霧の中でも方向を見失わずに進めていきたいと思います。