清水小学校日誌

だんごさし 1年

 1月12日(金)に一年生は福島市の伝統行事「だんごさし」を体験しました。講師には清水地区でお世話になっている大内さんをお迎えして行いました。

 だんごさしを作り始める前に,大内さんになぜだんごさしを行うのか,お話をいただきました。日本がまだ豊かでなかったとき,五穀豊穣や無病息災を願って作ったことを説明していただきました。これを昔は飾った後に汁物に入れて食べたのだと聞き,子どもたちも「食べてみたい!」と言っていました。

 まずは,団子粉に食紅と水を混ぜてこねました。粉がボウルから飛び出ないよう,友達のボウルを固定して,協力して行っていました。
 次に,だんごの形に丸めました。きれいな形に丸めないと割れてしまうため,一つ一つ丁寧に丸めていました。
 続いて,鍋でだんごを茹でます。この作業は大内さんと教員で行ったのですが,だんごになると浮いてくるよと伝えると,子どもたちは,「まだできないかなあ。」とわくわくして待っていました。
 いよいよ,茹で上がっただんごをみずきの木にさしていきます。さす前に,「木の芽を取らなくちゃいけないんだよ。」と教わりました。小さい芽を枝が折れないよう取り除いていく作業は大変でしたが,一生懸命に行いました。大きなみずきの木に赤・白・緑・黄のだんごをさしていくので,色の偏りがないよう,全体のバランスを見ながら「ここは赤のだんごが少ないよ。」「黄色のだんごの人はこっちにさしてね。」などと,声をかけ合って活動していました。だんごをさしたあとは,先日つくったふなせんべいに見立てた紙の飾りをつけました。縁起の良い鯛や小判,サイコロなどを吊るし,一層華やかになりました。 

 最後に大内さんと記念撮影をし,お話をいただきました。「はじめてだんごさしをやって楽しかった。よ」「大内さんに教えてもらって上手にできたよ。」と子どもたちのとても満足した姿が見られました。作っただんごさしは,各教室の前に飾り,すてきな廊下になりました。