福島市立水原小学校
3月10日 震災講話(東日本大震災について)
東日本大震災がどれほど大きい震災だったのか、どれほどの被害が出たのか、なぜ風化させてはいけないのか、考えました。
震災時の校長先生の体験もお聞きしました。
大きく揺れる中で棚を必死に押さえたこと、学校から外を見ると地面が波打っていたこと、家族と連絡が取れず心配な気持ちがつのっていったこと等、生の体験の話を聞くことが、子どもたちの心に響いた様子でした。
また、津波がすべて押し流していく様子や原発の水素爆発の映像等を見て、とてつもない災害だったということをあらためて実感するとともに、福島県が置かれている現状についても教えていただきました。
差別・偏見・いじめをはじめ、風評被害や処理水の海への放出についてなど、ニュースで聞いたことはあっても実際にどんなものか知らなかった部分が多いことに気づきました。
そして、水原っ子のみなさんには、たとえ将来県外に出ていくとしても、ぜひ福島県の過去を知って伝えていってほしいです。
時が経つにつれて記憶も薄れてしまいますが、このような機会を設け、忘れない・風化させないことが何より大切だと感じました。
また、午後は黙とうを行い 東日本大震災で被害にあわれた方々のご冥福と被災地の一日も早い復興を願いました。