大久保小学校日誌

絵本の読み聞かせ


朝の「マナビイタイム」を利用し、ボランティアの齋藤憲子さんによる、絵本の読み聞かせを行いました。
今日は、1・2年生に向けてのお話でした。
お話は、外国の物語の「かしこいおんどり」です。
何と、この絵本の翻訳者は、飯野町出身の方だそうです。
子どもたちは、齋藤さんの話に耳を傾け、絵本に見いっていました。
本の楽しさを知り、本に親しむ子どもに育ってほしいと願っています。


続いて、大久保に伝わる昔話を語ってくださいました。

『おおかみの恩返し』   (あらすじの抜粋です)
昔、入ノ坪から川俣にぬける道には、夜になるとおおかみが出たそうだ。
じさまが、川俣で用足しをしていたら、帰るのが遅くなってしまった。
おそるおそる歩いていると、おおかみが出た。
でも、様子がおかしい、口を大きく開いたまま動かない。
じさまがおおかみの口を覗いてみると、口の中に骨が挟まっていて動けないようだ。
じさまは、おっかねと思いながら口の中の骨を取ってくっちゃそうだ。
おおかみは、しっぽを振り振り山の中さ帰っていった。

半年が過ぎたとき、じさまが外へ出てみると、むこうからおおかみが、1匹の子馬を追いかけてきて、じさまの馬屋へ入れた。
その子馬を大事に育てた。
そして、立派な馬に育った。
三春の馬を買ってくれる人が、その馬を高く買ってくれた。
そのお金を元に商売を始め、いっぱいお金をもうけて、幸せに暮らしたんだと。