今日の信陵中学校

まん延防止等重点措置開始から3週間、出口は?

 1月27日から始まった第6波対応のまん延防止等重点措置期間が始まってからほぼ3週間。県内の1日の新規感染者数は、2月2日の604人が最大値となったようですが、その後も300~500人台の日が続いていました。昨日は242人と、前週同曜日比でー96人となりました。少し落ち着いてきたようにも感じますが、今日の発表はどうなるのか、まだまだ安心はできない状況かもしれません。

 本校では、まん延防止期間初日の1月27日から、全校での分散登校・リモート授業を実施している成果もあり、学年全体の閉鎖や全校臨時休業等になるほどのまん延は防止できています。また、家族に陽性者が出てしまった生徒もいましたが、保護者の皆様の素早い連絡・対応・連携により、感染が大きく広がることなく、長くても数日間の学級閉鎖や学級の半数のみの出席停止措置で対応できています。その際にも、学級閉鎖等で自宅待機となった生徒も、リモートを活用して、自宅で授業を受けることができており、年間を通じた学びが保証されている状況となっています。

 毎日県内でこれだけ感染が拡大していますので、だれがいつ感染してもおかしくない状況です。今後も、体調が悪い時には積極的に休養して、体調を戻してから登校するようご指導願います。

 

 この写真はリモート授業の配信風景です。担当の先生が、タブレットの向こう側にいる生徒に語り掛けて授業を進め、クラウド上にある学習課題や問題に生徒一人一人が取り組み、画面を通して話し合いや学びあい、問題の解答・解説をしています。本来は、対面で、生徒一人一人の表情を見ながら、個別の支援をその場でできればいいのですが、緊急事態ですので、リモートをフルに使って、少しでも学びを進めていきたいと考え取り組んでいます。本校生徒の素晴らしいところは、リモート開始時刻になると全員がしっかりと時間を守ってリモート会議室に入ってくることです。時には、回線トラブル等で不具合が生じたとしても、すぐに学校に電話を入れてくれるので、すぐに対応できる状況になっています。

 この期間のリモート授業を通して、主体性や自主性を一層育て、自己マネジメント能力を伸ばしていければと考えます。

 今朝の新聞を見ると、まん延防止等重点措置期間の延長が検討されているようです。卒業式まであと3週間余りとなり、さらにこの状況が続くとなるととても心配です。ただ、3年生は受験が目前になっていますので、引き続き現状通り、毎日登校させたいと考えています。

 現在、学校に求められる対応であるLEVEL3は、「生徒間の距離は1m以上~2m」となっています。LEVEL2だと「1m程度」なので何とかなるのですが、LEVEL3が求められ続けるとなると、なかなか通常の教室での全員参加での対面授業は難しい状況です。

 今後の報道等にアンテナを高くしながら、何より生徒と職員、そしてその家族の命と健康を第一優先に、学びを保証しながら、より効果的な対応を模索し、実践していきたいと考えます。

 今後とも、お子様を含めたご家族全員の健康管理・健康観察と症状が出た場合の積極的な休養へのご理解・ご協力をお願いします。