幼稚園ブログ

『普通だよ』(心の基礎)

 先週行われましたフリー参観について、たくさんのご感想を頂きありがとうございました。多くの方が安心されたり感心されたりしたようです。その中で、T君のお母さんの感想を一部ご紹介させていただきます。
「・・教える側になっていて驚きました。・・一歩成長したなと感じました。家でほめたら、かっこつけて『普通だよ』と言ってました。・・」
 実はこういう姿こそ、私たちが目指している姿です。幼稚園の2年間は、その子の人生を支える「心の基礎」を作る時期です。「困っている人がいたら助け合う」このことをT君は「普通」のことと言っています。学級の中では誰もが同じ行動をする。それが当たり前だ。そういう意味です。これが、彼の行動の基準になっています。人格の一部として定着した姿です。
 本園卒園の子はこのような「心の基礎」がしっかりしているからこそ、小学校に行ってからも困っている友達を助け合う姿が見られるのです。これから先、この基礎の上にさらに豊かな人生が築かれることでしょう。がんばれ、T君!がんばれ、みんな!!