幼稚園ブログ

りすさんに教えてあげなよ(優しさの文化)

 今週は水曜日に5月の誕生会がありました。この日のサイエンスショーのテーマは「耳をふさいでも聞こえる音の不思議」。空気中だと小さな音も、一本橋だとよく聞こえました。難聴のベートーベンも行っていたという骨伝導を誕生日の子が体験しました。後でみんなで聞いてみたら、面白い音にびっくりです。最後は「イチゴミルク」で楽しく遊びました。
 さて、月曜日はりす組のR君、初めてのぱんだ組(預かり保育)のおしぼり当番です。先生が絞り方を教えようとしていたら、きりん組のRちゃん、同じおしぼり当番のH君に「りすさんに教えてあげなよ」と小さくささやきました。結局、H君もRちゃんもR君の手に自分の手を添えて優しく教える姿がありました。
 こうした姿は園外でもたくさんの子に見られます。さらに、小学校に行っても見られるそうです。子どもたちにとっては「困っている人に優しくする」のが当たり前なのです。これは本園が持つ「優しさの文化」です。毎年受け継がれていきます。子どもたちはこうした集団の中で、着実に「育ち」を重ねているのです。