ブログ

先輩方とともに(「教師不足」が深刻化している今)

 今年度は、本校を卒業した3名の先輩方が、近い将来に「学校の先生になること」を目指し、本校を実習場所として学んでいきました。3名のうち大学4年生2名は教育実習生として、1学期に英語、2学期に理科の教師を目指して。もう1名の大学1年生は、先週から「ふるさとインターンシップ」という事業を通じて、美術の教師を目指しての実習に励みました。この事業では、北海道出身の大学1年生も一緒に本校で実習を行いました。

 年齢が近いこともあり、昼休みなども笑顔で生徒と語り合うなど、微笑ましい場面を見かけることがありました。先輩方に、「当時の野田中と比較して変わったことは?」と尋ねると、「タブレットを自由自在に扱っている中学生に驚きました」と答えていました。コロナ禍の時代を経て、わずか数年で学校の様子がガラリと変化したことを改めて実感しました。

 本校で実習を行った皆さんは、職員の意図を汲み、生徒に寄り添い、「もし自分が学校の先生だったら…」と真剣に考えながら、一生懸命に学んでいました。世間では「教師不足」が深刻な問題になっています。本日は大学の先生方が来校し、実習の様子を参観するとともに、早期の教員育成システムについて説明されました。このような機会に、教師という仕事のすばらしさに気付き、子どもと気持ちが通じ合う喜びを味わってもらいたいなあと感じた出来事でした。教員免許をお持ちの方、これから教師を目指す方の情報などがありましたら、ぜひともお寄せください。