現在、体育科では５・６年生がネット型のボール運動「テニピン」に挑戦中です。

考案されて１０年ちょっとのニュースポーツですが、面白さ満載！楽しそうにプレーしていました🎾

体育科の授業では、すべての学年で授業の導入時に毎時間「運動身体づくりプログラム」を行っています。様々な運動感覚にアプローチする動きを組み合わせたプログラムです。入学当初と比べ、１年生の動きも高まってきています。

準備運動もしっかり取り組んでいましたよ。

小学校での準備運動というと、「１・２・３・４……」と、屈伸→伸脚→前後屈→……といったものが思い浮かぶでしょう。ラジオ体操もその１つですし、その日の主運動でよく使う部位に特化してストレッチしたり、ダイナミックストレッチを取り入れたり……いろいろなパターンがあります。時にはやらないことも……？（けがの予防っていうけど、休み時間に準備運動してから遊ぶ子はいないでしょ！でも、けがしないじゃん……説）

大切なのは『ねらい』です。『ねらい』に沿った運動であれば、静的だ動的だ、その方法は授業者の創意工夫次第だと思います。

それでも、小学校で「屈伸～、１・２・３・４……」→「伸脚～、１・２・３・４…」のパターンが多いのは、子どもたちに自分の体・筋肉が伸びている感じや、その心地よさを感じさせることで、自分の体への気づきを促すことが第１に挙げられるのではないかと考えます。

年１回実施する「脊柱側わん症・運動器に係る保健調査」からも、「前後屈の時、腰が痛い」や「しゃがみ込みができない」といった小学生の実態があります。でも、この動きって、前屈や伸脚、腰のストレッチなど、先述してきた準備運動に含まれる動作や運動部位なのです。日常生活や心身の成長を支えるという視点からも、準備運動への取り組み方を、改めて見つめ直す必要もあるのかもしれません✅