校長あいさつ
本校は、昭和38年旧松川中学校と旧金谷川中学校が統合して、「松川町立松川中学校」として開校いたしました。昭和39年には旧下川崎中学校を統合して名称も「松陵中学校」となりました。昭和40年には水原中学校を統合いたしました。昭和41年6月松川町と福島市の合併によりまして「福島市立松陵中学校」となりました。
本年度で創立57年となり、これまでの卒業生は11,000名を超え、各分野で素晴らしい活躍をしております。
本校の教育目標は、「自ら学ぼうとする生徒」「正しく判断し、進んで実行する生徒」「明朗で、たくましい生徒」の育成です。また、地域の皆様、保護者の皆様はもとより、地域の幼稚園・保育園・小学校との連接に力を入れ「松川町を愛し、自ら学び、共に高め合う生徒の育成」を推進しております。
これからも、教育目標の具現を目指し、これまでのすばらしい伝統を受け継ぎながら、さらに躍進できるよう教職員一同取り組んでまいります。
令和5年4月
福島市立松陵中学校長 阿部 洋己
松陵中学校は、旧松川中学校と旧金谷川中学校が統合し、昭和38年に「松川町立松川中学校」として、始まりました。その後、昭和39年に旧下川崎中学校(正式には信夫郡松川町・安達郡安達村組合立下川崎中学校)が統合し、この際名称公募により「松川町立松陵中学校」となりました。さらに、昭和40年に旧水原中学校と統合しました。昭和41年松川町と福島市が合併し、「福島市立松陵中学校」となりました。平成25年度に創立50周年記念式典を行い、今年で57年目を迎えます。今では老朽化した校舎ですが、当時としては、最先端の建築デザインと設計思想に基づいた学校建築で、機能的な教室配置や暖房設備などが施されました。「金の鳥かご」と称され、県内外から教育関係者が視察に訪れたとのことです。その当時の松川地区の人々が、子供たちに最高の学習環境を整えて勉学に励ませたいとの熱い思いが今に伝わります。
中学校は、旧国道4号線沿いにありますが、この周辺は、古代より官道「東山道」が通っていたと考えられており、「宿地千軒」といわれるほどの大きな集落があったとの言い伝えもあります。また時代が下って、天正18年(1590年)豊臣秀吉による「奥州仕置」の際、浅野長政が入城した「八丁目城跡」も目の前に見ることができます。さらに近世に入ると「八丁目宿」として当時の旅本でも奥州街道の主要な宿場町として記載されるほど栄え、参勤交代の際に奥州の各藩が利用するのは勿論、多くの文化人が逗留するなどして大変な賑わいがありました。
このように私たちの中学校は、歴史と伝統のある地域の学校として、誇りを持ってこれからも歩み続けます。
JR松川駅からまつかわ西幼稚園経由水原行バスにて松川本町停留所下車(約7分) 松川本町停留所から徒歩3分
福島松川SA(スマートIC)から車で約5分。
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