清明小学校日誌

ネット依存・ゲーム依存講話概要

学校保健委員会の概要をお伝えします。

 20240112_ネット・スマホ活用世代の保護者が知っておきたいポイント.pdf

 

【清明小学校SNS利用の実態】

〇 おおむね、県と同様の結果です。

 ・ 平日の利用時間、5時間以上と回答した子どもが10%います

〇 フィルタリングは、かけてください(保護者の義務)

〇 家庭での使用のルールは、必ず決めてください。

 また、決めたルールは守らせてください。

※ 依存・トラブルから守るのは、各家庭です。

 

【ネット依存の子どもたち ゲーム依存の子どもたち】講話の概要

〇 産まれた時からインターネットがある子どもたち

 ・ 利用するのがあたりまえ

 ・ これからの生活に必要不可欠なもの

〇「依存症」とは

 ・「やめたくても、やめられない」状態になること

 ・ ニコチン、アルコール、ギャンブル → 問題視する

   ネット、ゲーム → 軽く考えていないか

〇 やめられなくなる脳の仕組み

 ・ 刺激→ドーパミン放出→快感→ドーパミンの反応が鈍く→さらに刺激を求める

〇 のめり込むことにより問題化するプロセス

 ① ネット・ゲームを楽しむ

 ② だんだん物足りなくなる

 ③ のめり込んで、自分でコントロールできなくなる

 ④ 生活面で問題が起こっても止められない

〇 オンラインゲーム

 ・ 新しいデーターがダウンロードされ、終わりがない

 ・ 一緒にプレイする仲間がいるので、自分だけやめられない

〇 ネット・ゲームの過剰使用が起こす影響

 ① からだとこころへの影響

  ・ 体力低下、運動不足、肥満、視力低下

  ・ 睡眠障害、昼夜逆転、ひきこもり、意欲低下

 ② 日常生活や人間関係に対する影響

  ・ 遅刻、欠席、居眠り、成績の低下

  ・ 家庭内暴力、暴言、親子関係の悪化

〇 SNSの特徴

 ・ 現実社会での対人関係が不得手でも、相手の見えないオンラインでは社交的な感覚をもちやすい

 ・ ネット・ゲーム依存は「病気→ 病気という本人の自覚がない、認めない

 ・ 進行性の病気 

〇 ネット依存・ゲーム依存かなと思ったら

 ① 本人からの話をよく聞く。否定しない

  ・ 自分では、気が付くことができない

  ・ やめようと思えば、やめられるという意識

  ・ やめたとうそをつく、かくれてやる

 ② 小さなサインを見落とさない

  ・ 食欲減退、寝坊、登校しぶり、笑顔がなくなる、ため息

  ・ 食事中もやめない、ふろ・トイレに持ち込む、寝ながら使う

 ※ 本人を責めたり、怒ったりしても逆効果

  ・ 勇気をもって専門機関に相談→まずは小児科へ 

〇 ネット・ゲーム依存を防ぐために

 ①「ルール(約束)」を一緒につくる

  ・ 一方的な約束、押しつけはしない

  ・ 親もルールを守って使用し、後ろ姿で示すことが望ましい

  ◇ ルールの例

   ① 機器は保護者の所有、貸し与える

   ② 時間と場所(家族の前で)

   ③ お金、課金

   ④ オンラインゲームの設定(ID、PW)

   ⑤ 守れなかった時の約束

   ⑥ 家族全員で同じルールを守る

  ・ 子どもたちは成長し、生活は変化する

   → ルールは繰り返し話し合い、一緒に決めて、実践し、更新していく

 ※ ルールを守れない、なし崩し的になっている

  →「社会的ルールをやぶってもよい」という学習  

 ② ゲーム以外の生活の充実をはかる

  ・ リアルな世界

  ・ 大人が多彩な趣味をもって、人生を楽しんでいる姿を示す

       167