六華日誌

学校の様子から(3年)

先月、教室で観察していたカイコガがさなぎになって繭を作っていたものから、糸を紡ぐ活動をしました。

市内の染物工房の方が講師として来校され、福島の県北地方は以前養蚕業で栄えた地域であることも紹介していただきました。

初めは昔ながらの道具を使って蚕の繭から糸を作っていきました。一つの繭から1000m~1500mの絹糸が作れると聞いて、子どもたちはびっくり。代表児童が手で車を回す体験をさせていただきました。

その次に自分たちで育てた繭玉を使って「真綿」を作りました。

一度ゆでたあと、ぬるま湯につけてある繭玉をそうっとほぐすようにしながらゆっくり広げていきます。急に力をかけると破れやすいので、慎重に作業を行います。

もちろん中からはさなぎが出てきます。「私たちのためにきれいな糸を作ってくれてありがとう」という感謝の気持ちをもつことが大切です。

子どもたちにとって非常に貴重な体験となりました。