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修学旅行で「福島元気発信」を行ってきました1

9月6日(木)と7日(金)の2日間、6年生が、東京方面に修学旅行に行ってきました。

修学旅行の目玉はいろいろありますが、今年は、7日の午後に上野公園で行った「福島元気発信」が大きなイベントでした。「福島元気発信」は、子どもたちが作成したリーフレットを、公園に集まっている人たちに渡しながら、福島の現状を伝える活動です。

「お時間いいですか。少し話を聞いていただけますか。私たちは、福島県福島市に住んでいる小学生です。今、修学旅行で上野に来ました。東日本大震災から7年がたち、いろいろな方々に支援いただいたことに感謝し、現在の福島の状況をたくさんの人に知っていただこうと思ってリーフレットを作成しました。読んでいただけるとうれしいです。受け取っていただけますか。」こう言って、子どもたちは、見知らぬ人たちに声をかけ、福島の現状を伝えました。

 右上のお手紙は、東京都にお住まいの女性の方からいただきました。写真が小さいので、文面を紹介します。

「一筆申し上げます。突然のお便りお許しください。私は東京に暮らす主婦です。先程、上野公園で吉井田小学校の生徒さんに会いました。修学旅行中の彼らが、上野公園で芸大祭を主催している大学生の方々に、お手製のパンフレットを渡し、お話している場面に行き合わせました。『震災のときに応援してくださってありがとうございました。福島はとてもよいところなので遊びに来てください。』とても立派にハキハキとご挨拶しておりました。

 私は札幌出身です。2018年9月7日現在、故郷が大変な事態に見舞われております。とても心が苦しい時でした。耐え切れず木々の緑に触れに来た上野で、上記の場面に行きあい、勇気を頂きました。

 夫が秋田出身ということもあり、震災後、私どもも微力ながら募金や名産品を購入することで、支援しているつもりです。この数年の営みについて、お礼などもちろん望んではおりませんでしたが、生徒さん達の行動が素直に嬉しく、また頼もしく、筆をとらずにおれませんでした。

 北海道も、がんばります。私は東京にいますが、故郷の為にできることをします。福島の方達のように、見習って頑張ります。これおからも、国難、と言われる災害がないとは言えない昨今です。しかし、私達は世代を超え地域をつなげ、助け合っていくことができます。未来を信じて、毎日を大切に過ごしていけますように。

 皆様のご多幸をお祈り申し上げます。それでは、ごめんくださいませ。」       2018年9月7日

このほかにも、たくさんのお手紙やお電話をいただきました。子どもたちの思いに共感してくださった皆様、本当にありがとうございました。