佐原小学校日誌

案山子

田畑を荒らす鳥などを脅して追い払うために田畑に立てる人形が案山子(かかし)、でも最近はあまり見なくなりました。その代わり目玉模様のビニール風船や鳥追いカイトなどをよく見かけます・・・(・・? 案山子は作る手間や設置に手間がかかるからなのでしょうか・・・

でも、今日は3.4年生が案山子づくりに挑戦していましたどんなかんじに作るか、あれこれと意見を出したり相談したりして熱心に取り組んでいました。用意した材料の生かし方や取り付け方も考えていました。

休み時間になると、他の学年も手助けに入りました。上学年は経験から、助言も伝えているようです。下学年は興味深げに見ています・・・( ^)o(^ )

ほぼ形になってきたところで、立ててみて・・・また、ああしようこうしようと動いています。

調べてみると、案山子の語源は、「嗅がし(かがし)」ではないかとのこと。 田畑の作物を狙う有害鳥獣を追い払うため、髪の毛や魚の頭などを焼いて串に刺して立て、 悪臭で追い払っていたことから、嗅がしと呼び、次第に案山子に変化したとありました。そして、漢字の「案山子」は、中国の僧侶が用いた言葉で「案山」は山の中でも平らなところを意味し「子」は人や人形のこととありました。

また、案山子は秋の季語。

人立つて鳥追舟の案山子かな   正岡子規

たくさんの俳句に「案山子」の言葉が使われています。

さて、学びは体験から始まります。子供たちがこの後、どんな興味をもって、どんな思いをもって動き出していくのか楽しみです( ^ω^)・・・