佐原小学校日誌

こぼれ萩

昨日の午後は6年生の陸上練習日。すぐお隣のあづま総合運動公園で練習しました。10月初旬の大会に向けて頑張る姿に、たくさん励ましの声を掛けたくなります。

近くでは県内の中学生が、駅伝大会に向けて練習していました。力強く颯爽と走る姿はとてもかっこいいです。

中学生が走った道の脇には、小さな豆の形をした赤い花がたくさんあり、目を引きました。でも、満開は終わりのようで散り始めています。

・・・紅色の萩(はぎ)でした。「こぼれ萩」とは、秋の七草の萩は仲秋のころ散り始め、足元を彩る様子のことです。

そういえば、万葉集で一番詠まれている植物は桜より萩が多い(・・?と思い出し、どんな歌があったかと探すと、次の歌を見つけました。

の野に 咲ける風に なびける上に の露置けり 大友家持
( 秋の野に咲いている秋萩、その萩が秋風になびいているその上に秋の露が置いてあるよ)
 
これだけ暑い日が続くと、早く峠を越して涼しい風が吹く日を心待ちにします。この万葉歌も「秋」の漢字が何度も出てきて、作者は同じような心境だったのかもしれないと想像しました。

そして、萩の花言葉は「思案(あれこれ考える)」「柔軟な精神」・・・

今日は、さばらっ子が思案する様子を見つけたいと思って教室を回りました。

 

どんなかんじに液体ねんどを紙の上にのせようかな(・・?

学習の振り返りをどう書こうかな(・・?

このワークの問題は(・・?

子供たちが思いや考えをめぐらし没頭する時間、たくさんつくれる学校でありたいですね・・・

おまけに・・・

とまっているアキアカネをみつけました。まちがいなく、秋は近づいてます。

さて、結びに前述の大友家持の歌に「秋」はいくつあるでしょうか(・・?

こたえ


5つです!!

「萩(はぎ)」の中にも「秋」がありました( ^^) _U~~