佐原小学校日誌

空蝉

先週の15日(金)に、3・4年生国語科の授業研究会をしました。

3年生は、主人公の心境の変化を考え、4年生は一輪の秋桜に込められた意味を考えることをねらいとした複式の授業です。

授業後には、来校いただいた先生からご指導をいただきました。本校が目指す授業改善への助言です。
「考えを広める」と「考えを深める」とは違う。本校が目指す「考えを深める」とはなにか、児童の具体的な姿から共通理解する。
複式学級の間接指導では、子どもが没頭できる課題が必要である。
文学教材を扱うときは、指導者はほれ込むほど読み、めりはりのある指導をすると魅力的な授業ができる。
・・・他にもたくさん、教師として学ぶべき言葉をいただきました。

教師もよい授業をしたいと思うなら、貪欲に学ぶ姿勢が必要です。
「・・・そうだったのかぁ!!・・・」
と、子供の心の深いところを動かす授業をこれからも目指します。

さて、最近、見て驚いたものを紹介します。心動かされました ^^) ・・
・・・蝉の抜け殻です。落ちずに綱に並んで付いていました!! あづま運動公園の広場です。

我が国では、蝉の抜け殻を、形あるけど中身は空っぽなことから空蝉(うつせみ)と呼びます。源氏物語にも架空の女性の通称としてあり、儚げなものの象徴のようです。

しかし、Webで調べると、なんと幸運の象徴!!
中国では「再生と復活」
南フランスでは稀に発見するから「幸運を呼ぶ虫」
他にも・・・(^ム^)
→ 蝉が羽化に成功した証だから「物事が成功する」
→ 抜け殻はくっついて離れない粘り強さがあるから「落ちない」  
→ 幼虫は長い間土の中で成虫になる準備をしているから「忍耐強い」  
・・・などの象徴として、蝉の抜け殻をとらえていました。
同じ対象でも、そのとらえ方は違うとよく分かりました。