平野小の子どもたちのすがた

2年生 道徳科「おむかえ」

 校長先生から、震災のお話を聞きました。

 

 3月10日(金)の2校時道徳科の学習では、学年全員で校長先生のお話を聞きました。9日(木)に、各学級でふくしま道徳教育資料集の「おむかえ」という教材を読んで、東日本大震災の時に、家族がお迎えに来るのを待っていた主人公「ひなちゃん」の気持ちを話し合いました。

 「おむかえ」は、校長先生がご自分の体験をもとに作られた教材で、主人公は当時小学生だった娘さんです。地震直後、電車が止まった中、長女である「お姉ちゃん」は福島駅から3時間もかけて家まで歩き、家にいない妹の「ひなちゃん」を探して、小学校にお迎えに行ったそうです。家族となかなか連絡が取れず、心配しながらも仕事をしていた校長先生は、夜にやっと家族全員が揃い、一緒に食べた冷たいおにぎりがおいしく感じられたそうです。

 子どもたちは、校長先生のお話を真剣な表情で聞き、感想を発表しました。そして、自分の生活を振り返り、「『家族っていいな。』と思うとき」や「家族のためにしたいこと」を考えて、ワークシートに書くことができました。

 震災後に生まれた子どもたちですが、「3・11」は、命のことや家族との絆を考える大切な日であると思います。