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鉛筆 二度書きはだめ。〔3・4年書写〕

 本日の書写の授業は、3年生が「下」、4年生が「麦」に挑戦しました。ちえこ先生から「二度書きはだめです。」とのご指導があり、「緊張するぅ~」とつぶやく3年生。書き終えたあと、ここがもう少し長ければとか、ここをもう少し太くすればよくなるだろうにと筆を重ねたくなるのが人情です。しかし書道では二度書きはいけないことになっています。

 形だけではなく運筆のリズムが時間の経過と共に表現されるため、「書は目に見える音楽」と言われるとか。どこから来てどこに行くのかといった一度限りの軌跡が「線」に凝縮されているのです。“本番は一度きり” …全身全霊を傾け、緊張感をもち、集中して文字を書くということは、子供たちのすばらしい体験となり成長につながるのだな、と感じさせられるひとこまでした。