飯野中学校日誌

PTA有志ボランティアによる動画配信チームに感謝!!

 24日の松桜祭では、PTA有志による動画配信チームが活躍し、配信中にいくつかのトラ ブルが発生しましたが、その都度解決しながら、何とか1日のライブ配信をやり遂げていただきました。

 この写真は、本日27日(月)に、松桜祭当日に全会員に送信された午後の部ライブ配信のURLからアクセスし、視聴したもので、松桜祭のエンディングセレモニーでの生徒会の引継ぎの場面です。

 学校だよりでもお伝えしましたが、今回の動画配信は、本来はプロにお願いし、10万円以上もの金額を支払った上で実施できるようなレベルのものでした。本校よりも規模が大きく、PTAの予算規模も大きな学校では、そうした形でお金をかけて配信をしたところもあるようです。それでもトラブルが発生したという事例もありました。本校でもトラブルはありましたが、その都度チームの柔軟な対応で何とか1日を通して配信が実施できました。本当にありがとうございました。

 コロナ対応のため、松桜祭については「最悪の場合には中止も」という選択肢もありましたが、何とか実施できました。午後に行われた未成年の主張では、「修学旅行も文化祭も、私たち生徒の気持ちを汲んでくれて、実施してくれてありがとうございました!」という生徒からの感謝の言葉が聞かれ、感無量でした。

 「やらない」という方向で決定することは、感染リスクも下がることはもちろん、余計な心配や先の見えないことを予想したり想像したり、正解かどうかわからない未来のことで思い悩む必要もなく、さらには臨時休業で失われた授業時間が確保できるというメリットもついてくるという、とても簡単で目先の得のある選択かもしれません。でもその分、やらなかった生徒・できなかった生徒には、今年度の思い出や大切な記憶が一生ゼロになってしまいます。

 今年度の松桜祭に向けて私たち教職員は、感染症予防対策の下で「やれること」はどんなことか、何とかしてやれる方法はないか、やれることに全力を注ごう!という考え方で取り組んできました。私たち教職員の悩みは、そのまま、松桜祭のテーマ「今わたしたちは何ができる」という問いに姿を変え、できることを精一杯やろうという強い思いを、生徒と共有することができました。そんな中で、たまたまボランティア精神とITの知識・技術そして機器のすべてを持った保護者の方々の無償でのご協力・ご尽力があって、当日のライブ配信が実施できました。それもまた、強い思いが重なった結果だったのではないかと思います。本当にありがとうございました。

 生徒たちにとっては、配信はあまり反響はなかったようですが、保護者の皆様からは、配信が途切れた時にはすぐに学校に連絡をいただいたり、配信を視聴して感動してお電話をいただいた方もいらっしゃいました。飯野中の保護者が会場に集まることはできませんでしたが、リモートでつながって、生徒の活躍を温かく見守っていただいているということを実感することができました。本当にありがとうございました。