飯野中学校日誌

夏休みの思い出(宗茂氏講演会)

7月31日月曜日、本校において宗茂氏講演会が開催されました。主催いただいたのは本校同窓会で、地区青少年

健全育成推進会及び保護司会ならびに、地域おこし協力隊の共催をいただいて夢の講演会が実現しました。

宗茂さんと言えば、旭化成所属のマラソンランナー、宗兄弟のお兄さんで、モントリオール、モスクワ、ロンドン

オリンピック(モスクワは日本不参加)において日本代表選手として、活躍されました。引退後も旭化成陸上競技

部の監督として、駅伝やマラソン競技を第一線で指導され、優れた選手を育成してこられました。

宗茂さんが長距離走の道に進んだ理由は、大分県内一周駅伝に出場し、地元区間をかっこよく走りたかったから、

そのために中学時代から弟猛さんと一緒に競い合い、励まし合いながら、自主的に練習を始めたことがきっかけと

なったとお話しされました。そして、中学2年生から駅伝の選手として活躍されました。その後、駅伝の強豪校で

はない地元の高校に進学し、県の駅伝大会で優勝、全国大会出場を果たしました。高校時代の経験を通して、練習

内容や方法は自分で考え自主的に行うこと、自分だけの考えではなく周りの人の考えもよく聞くこと、お互いに競

い合うことを大切にするよう具体的な例を挙げてお話しいただきました。

また、参加生徒の質問「マラソン競技を続けるのにどんな食事に心がけたか」「プレッシャーやスランプを克服す

るために心がけたことは何か」には、食べ物は好き嫌いなく、バランスよく食べること、食べて蓄積したカロリー

を運動でしっかりと消費すること、さらにスランプやプレッシャーを克服するためには、目標をもって練習に取り

組み自信を高めること。加えて、くよくよと考えずに「なるようになる」と開き直ることも大切なことだと教えて

いただきました。

その後、体育館に場所を移し、長距離走のご指導をいただきました。呼吸法や走り方は自分にあった方法で行い、

大事なのは自分の走るペースが分かり、そのベースをより早くするための練習を繰り返すことが大切だとご指導を

いただきました。この講演会には、各部活動に所属する1・2年生が参加しました。特設駅伝部は、9月に開催さ

れる県北地区中体連駅伝競走大会に向け、連日の猛暑と戦いながら練習に励んでおり、宗さんからいただいた貴重

なアドバイスは、大いに参考になったのではないかと思います。

宗茂さん、そして講演会を開催いただいた同窓会及び地域関係機関の方々に心より感謝申し上げます。ありがとう

ございました。

 

【宗茂氏講演会の様子】

マラソンを始めたきっかけは…中学、高校時代を振り返って文芸部が作成したウエルカムボードマラソンをする宗兄弟とUFOの里をモチーフに生徒の質問に答える宗氏参加者皆で記念写真を!体育館での実技講習大事なことは、自分のペースをつかむこと宗茂氏のサイン「努力」