卓上用飛沫感染防止シールドを寄贈いただきました!
先日は福島ケースさんから、教室の机を囲む形の飛沫感染防止シールドを寄贈いただいたことを報告しました。
今回は、理科室で実験や観察等を行う際に大きなテーブル状の実験台で班ごとに対面して座るのですが、今のコロナ対策では「対面しない配置」を工夫するよう指針が出されています。そのため、これまでは理科室ではなく教室で授業を行うしかない状態でした。
そんな中、木材に透明の塩ビ版を立てた卓上シールドが市役所にあったのを目にし、「これがあれば、理科室でも対面できるのでは・・・。」と考えました。その写真をもって地元の吉田工建さんに相談したところ、二つ返事で「すぐに作ってみよう!」と引き受けていただきました。
そして完成したシールドがこれです!
各テーブルに2班ずつ座るので、2人が対面している間にシールドを立てると全部で18個必要となります。
なんと、そのすべてを作っていただきました。その上、寄付の申し出までしていただき、とても恐縮しております。
本当にありがとうございます!
コロナ感染予防対策をしながら通常の学校教育を推進するためには、様々な課題や克服しなければならない問題、また矛盾がたくさんあります。そもそも地域の同年代の子どもたちを集めて教育をするのが学校ですから、学校は密な場所です。さらに、3か月もの休業の遅れを取り戻すためには通常よりも凝縮した授業の必要があることに加え、コロナ感染予防対策もしっかりと!という現状の緊張感の中、こうした地域の方々からの心のこもった申し出や寄付の品々やご厚意、本当にありがたいものだと感じています。
目に見えないウイルス、感染の元となるウイルスを体内に侵入させないための手洗いや消毒、また自分が感染しているかもしれないという意識を持ち、友人や家族に感染させないためのマスク着用、相手との距離を保って行動すること等は、一人一人が意識すればできます。しかし、飛沫防止の遮蔽のためには、こうした「モノ」が必要になります。これまでの教育活動では全く必要がなく、学校には存在しない「モノ」でした。さらには、日々刻刻と状況が変化するこのコロナ感染状況の中、柔軟かつスピーディな対応が欠かせません。
ここ飯野の地域の皆様、その多くが元本校保護者の皆様ではありますが、学校のスローガン通り、「教師・保護者・地域がみんなで見守り、みんなではぐくむ学校」となっていると感じています。こうしたご厚意や温かいお気持ちに包まれながら、「笑顔・思いやり・チャレンジあふれる学校づくり」をさらに進めてまいります。
本当にありがとうございました。