Smile Walk Rallyを振り返って
入学式翌日の7日(火)、今となっては臨時休業の前日となりましたが、例年の対面式の形を変え、一堂に会さない形で、新入生に中学校生活を理解してもらうことを目的に「スマイル ウオーク ラリー」を実施しました。
1年生を少人数の班に分け、2年生がツアーコンダクターとして先導し、各委員会・部活動・学校生活の説明会場を、ウオークラリー形式で校内を歩いて回りながら説明を聞きました。
説明する先輩も、話を聞く1年生も、マスクがあるのでなかなか見えにくいのですが、活動中も、活動後もみんなが笑顔になる活動となりました。みんなの英知を集めて、工夫をして教育活動を展開することで、効果は上がるものと信じます。
来週22日(水)からの学校再開では、密閉・密集・密接の「3密を避ける」、あるいはその中の一つでも避けることがコロナ感染防止策として強く求められています。学校ではどのような形で、授業を、給食を、昼休みを、部活動を行っていくかが大きな課題です。3つ揃うと「クラスター」発生となってしまうわけですが、学校の授業や活動は、窓を開けて換気をすることで密閉は避けられるとしても、教室に入った時点ですでに密集、授業の学び合い・話し合い・グループ活動等は密接が日常です。特に、小・中学校の教育活動や、それよりも幼い子供たちが集まる場所での保育や教育において一つの密も避けるということは不可能だと考えます。
大学等で実施しているオンライン授業が実現できる環境整備を求めても、時間的・金銭的・物理的条件等により、その実現は早くても数か月後、数年後となるというのが現実的な考え方だと思います。であれば、現状の施設設備や教室環境を前提として、以下の対策を徹底することが対策の基盤となります。
① できる限り隣の席との間隔の確保 ② 手指の消毒、手洗いの徹底
③ マスク着用徹底による飛沫ゼロの実現 ④ 教室・机等の次亜塩素酸Na液での消毒の徹底
⑤ かぜ様症状の場合の積極的な自宅休養 ⑥ 家族に感染者・濃厚接触者発生時の専門機関との連携
来週からの学校再開の在り方については誰も正解を持っているわけではなく、安心な条件が整っているわけではありません。今この時だからこそ、教師・保護者・地域がみんなで見守り、みんなで育む姿勢で「協働」して、感染拡大を抑えていく対策を模索し、徹底していく連帯感と責任感、そしてお互いの信頼感が求められているのだと思います。