機織に挑戦!

 昨年度までは、蚕について学習している4年生が、地域の方が所有している機織機をお借りして、機織体験を行ってきましたが、今年度は、その機織機をお借りすることができなくなってしまいました。「今年は無理か・・・」とあきらめかけたのですが、なんと本校校長は、「機織機がないのならば作ってしまおう!」と思い立ったのです。約一ヶ月前に設計図を手に入れ、それから材料を購入し、トンテンカンテン・トンテンカンテン・・・校長室からは、毎日、木を切る音、釘を打つ音が響いてきました。

 そして、3月に入り、とうとう機織機が完成!でも、完成したからといってすぐに織れるわけではありません。手作り糸巻き機で糸を巻き、1本ずつ糸を通してセッティングをし、ようやく今週に入ってから、機を織れる状態になりました。

 今日、機織を体験したのは、4年生。初めて挑戦する子がほとんどで、「難しい」「思ったより簡単」「楽しい」など様々な感想が聞かれました。早速、お昼休みにも、機織をするために校長室を訪ねた子もいました。これからは、いつでも学校の機織機で機織ができるようになります。飯野小学校の自慢が、また一つ増えました。保護者の皆様も、ご来校の際には、ぜひ挑戦してみてください。

※ 今回、校長が機織について問い合わせをした山形県米沢市の工場の方が、たくさんの絹糸を送ってくださいました。この糸を使って、機を織っていきたいと思います。絹糸で新たな縁が結ばれました。