日誌

鉛筆 はきものをそろえる。〔心もそろう〕

毎朝、下駄箱の靴がぴしっと、そろっています。とても気持ちのいい朝です。

 はきものをそろえると 心もそろう。
 心がそろうと はきものもそろう。
 ぬぐときに そろえておくと はくときに 心がみだれない。
 だれかが みだしておいたら だまってそろえて おいてあげよう。
 そうすればきっと 世界中の人の心も そろうでしょう。

 この詩は永平寺の開祖道元の言葉をもとにしたもので、長野県円福寺の住職の詩です。「自分の履き物をきちんと揃えて並べ、下駄箱に入れる。」という行動は、“一つ一つのことを丁寧に大切にする心”  の表れ。逆に、靴を脱ぎっぱなしにし、乱れたままの様子からは、乱雑な心の有り様が伝わってきます。履き物を揃えて置くことは、昔からの 《心を育てる》 教えであるようです。