荒井小学校は、今年度創立150周年を迎えます
5月22日(火)、シーエスアールスクエアの宍戸仙助先生を講師にお招きして、6年生が道徳の特別授業を行いました。
宍戸先生は、東南アジアの子供たちの教育環境整備支援に取り組んでいらっしゃいます。現地での学校設立の支援にもたくさんかかわっていらっしゃいます。今日は、ラオス人民民主共和国の子供たちの様子について、たくさんの映像やお話を通して教えていただきました。「電気がない、水道がない。病院も学校もない。」「50年前のベトナム戦争のときのクラスター爆弾の不発弾がいまだにたくさんある。」「一日に何度も遠くの川まで水汲みに行く。」「家計を助けるために、子供が機織をして市場に売りにいく。」等々、自分たちの生活とのあまりもの違いに子供たちは一様に驚いていました。日本に生まれ、何不自由なく生きられることや当たり前に学校に通い勉強ができることが、どれだけ幸せで恵まれているのかを考える機会となりました。
しかし、貧しく恵まれない環境でも、子供たちは懸命に瞳を輝かせて学んでいます。宍戸先生に見せていただいたラオスの学校の様子の写真には、たくさんの笑顔があふれていました。この笑顔をもっと輝かせるために、「自分にできること」を考えて動き出した県内の小学生の活動についても教えていただきました。人の役に立つ人間になるために勉強することが何よりも大事であることを,東南アジアの子供たちの姿やその友達のために動き出した小学生の姿を通して教えていただきました。
学習後、子供たちからは「ラオスの子供たちのことを初めて知った。びっくりすることがたくさんあった。」「自分も人の役に立つためにできることを考えたいと思った。」等々の感想が発表されました。
今日の学習を通して、一人一人自分が感じたことを大事にして、自分ができることを考えて動き出すことでしょう。宍戸仙助先生、心にしみる授業をしていただき本当にありがとうございました。