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震災10年目の思い ~校長先生からのメッセージ~

   3月8日(月)、本日の全校集会は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生から10年を迎え、校長先生から講話をいただきました。
 はじめに、震災で亡くなられた方へ慰霊の黙祷を捧げました。
 講話では、卒業式の午後に起こった未曾有の災害をもたらした当時の地震の様子を伝え、その中で被災した人々は見えない恐怖や不安を抱えて生活したこと、福島県の場合は今も多くの人々が避難している現状を説明し、 当時の記憶があまりない生徒の皆さんにも10年前に紛れもなく起こった現実を自分のこととして捉え振り返る必要があることを話しました。また被災当時の多くの日本人がとった行動は、冷静で我慢強くまた他者への思いやりを忘れることない「人間の誇り」を示し世界各国に賞賛と感動をもたらすなど、困難な状況下に日本人のすばらしさを広く知らしめたことを事例を挙げながら話しました。そして、現在のコロナ禍での不安な生活は、その当時と共通する部分があり、今こそ日本人の強さを最大限に発揮し乗り切っていこうとの強い思いを述べ、全校生および全職員へエールを送りました。…3月11日はもうすぐです。