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清水中の歩み Episode4

  1984年(昭和59年)4月,清水中学校は全校生648名(男322名,女326名,通常学級15クラス,特別支援学級1クラス)でその歴史をスタートさせました。この時期は,昭和22年から24年にかけて起こった戦後の「第一次ベビーブーム」で誕生した子どもたち(数年前大量退職を迎えた「団塊の世代」と呼ばれる人たち)の世代が結婚,出産し引き起こされた「第二次ベビーブーム」の子どもたちが中学校に在籍した時期にあたります。この世代は「団塊ジュニア」とも呼ばれています。ピークの年である昭和61年度は,全校生705名,通常学級が1学年が5クラス,2・3学年が6クラスあり,1学年は1クラスがすべて45名,2・3学年は38~40名いう学級編成でした。また,空き教室はなく,現在の相談室も普通教室として使用されていました。
   グラフを見ると,昭和61年度のピーク以降,本校の生徒数は徐々に減少し平成2年度には600名を,平成7年度には500名を下回りました。そしてついに平成19年度には395名と400人を割り込みましたが,ここから徐々に生徒数は増え始め,平成23年度には再び500人を超えました。これは平成元年に一部開通し,その後延長,平成9年に全面開通(一旦)した福島西道路建設にともない学校周辺の宅地化が進んだことが要因の一つと考えられます。しかし,平成23年度をピークに生徒数は再び減少(東日本大震災と原発事故が多少なりとも関わっていると推測される)することとなり,本年度は417名(男220名,女197名,通常学級14クラス,特別支援学級3クラス:5月1日現在)となっています。ただ,福島市内で比較すると,周辺部の学校ほど減少率は大きくありません。
   現在の学級編制を維持するためには,最低でも各学年で120名以上,全校では400名前後の生徒数が必要となります。学年3クラスとなれば,学校行事などの学級対抗戦では,張り合いが薄まることは否めません。部員の確保も困難な部活動が出てきます。清水地区に若い世帯が増え,小・中学校の在籍数が,今後も現在の状況を確保できるよう願ってやみません。