幼稚園ブログ

ザリガニとジャンケン

 臨時休園が続いていている中、12日(火)は久しぶりの登園日なので、ザリガニがいたら子どもたちも喜ぶかなと思って、ザリガニを釣ってきて、幼稚園の玄関に置いてみました。

でも、ハサミを持ち上げるザリガニを見て女の子たちは

「キャー!」「こわーい!」

と大騒ぎです。

それを見ていた先生が、

「ザリガニとジャンケンしてごらん。絶対、勝てるから・・・・」と声をかけてくれました。

何のことかよくわからず、女の子がポカンとしていると

「ザリガニは、チョキしか出さないから」と先生がまた教えてくれました。

(ああー、そうか、ザリガニはハサミしか出せないんだな・・・・・・。)

そうしたら、子どもたちは、よろこんで「ジャンケン ポン」とザリガニとジャンケンを始めました。

「やったー。勝った!」

そうして、ザリガニを怖がっていた子どもたちは、いつの間にかザリガニと仲良しになっていました。

 教育は「その場の一瞬の出来事に、どう対応できるか」「どんな応答ができるか」にかかっていると言われます。子どもたちをよく理解しているから、とっさにそういう対応ができるのだろうと思います。

 まだいろいろ制限された状況の中にありますが、だからこそ身近にある生き物や植物とのかかわりを大事にした保育を進めていきたいと考えています。(文責 園長 佐藤一男)