松川小学校日誌

今日のまつかわ 3月31日(月)第110号 最終号

2025年3月31日 14時00分
校長室・職員室より

ごあいさつ

いよいよ本日令和7年3月31日をもちまして、本校、福島市立松川小学校は閉校の時を迎えました。

先日、3月21日の卒業証書授与式におきまして「第一万一千七百三十六号」の卒業証書を授与し、松川小学校としては最後の卒業証書授与式を無事挙行いたしました。

本校は明治6年(1873年)5月2日誕生しこれまでの151年以上にもおよぶ長い歴史の中で、1万人以上の子どもたちが松川小学校で学んできました。

 本年、令和6年度はその歴史を締めくくる最後の年でありひとつひとつの行事や活動が「松川小学校さいご」となりました。昭和9年に決定された校章には『松の葉をまわりにかたどり、全校生、しっかり手をとりあい、輪になって高い理想に向かって力強く前進する姿を表している』という思いが込められています。この最後の一を振りかえり見えた姿は、地域の方とふれあい、地域から学ぶ姿。鼓笛パレードで堂々と松川小学校校歌の最後の鼓笛演奏を披露する六年生の姿など、どの姿をとっても松川小学校の子どもたち『松っ子』は校章に込められた思いに恥じないすばらしい姿を見せてくれました。そして、この姿は長い歴史の中で培われた伝統に支えられている姿であり、地域とともに歩み、支えられてきた姿でもあると思います。

 創立百周年記念誌に当時の校長斉藤喜八郎先生の「創立百周年の記念祭を迎えて」の中には、

松川伝統の教育と文化に対する理解と尊重、熱意溢れるねばり強さ」

という表現が記されております。これまでの輝かしい業績、校風と伝統はまさに地域の皆様のご理解と熱意溢れるご協力、ご支援があってのことであると確信しております。地域の皆様、同窓生の皆様、初代校長田島久敬先生をはじめとする諸先生方、本校に関ってこられたすべての方々に厚く御礼を申し上げます。

 結びに、3月末をもって松川小学校は閉校となりますが、子どもたち、地域、環境は変わりません。そして、長い歴史の中で育まれた教育への思い、子どもたちへの思いは今後も受け継がれていくことを願い、挨拶といたします。

本当にありがとうございました。

・・・ありがとう! 松川小学校・・・・

校章

令和7年3月31日

福島市立松川小学校 第46代校長 小林 将路

写真掲載について

お子様が特定されるような写真につきましては、本人・保護者の承諾を得て掲載しています。