言葉の意味と使い方 4年生 国語科
2025年12月8日 13時30分今日の2校時、4年1組の教室では、国語科「言葉の意味と使い方」の学習に取り組んでいました。
言葉の中には、1つの言葉でも2つの意味を持つことがあります。
例えば、「お昼」という言葉。時間的な意味の「昼間」を表すことがありますが、「このレストランでお昼を食べよう。」というように、使い方によっては、「昼食」を意味する場合もあるといった具合です。
他にも「山」などは、「高く盛り上がった土地の様子」を表すほか、「山をはる」というように、「幸運を狙って見当をつけて物事を行うこと」を意味する場合があるなど、同じ言葉でもいくつかの意味があることを理解したり、使い分けたりすることがねらいです。
子どもたちは、手元に置いた国語辞典を使って、教科書の例としてあげられた言葉の意味を調べ、その意味を使った短文作りをしていました。
今は、インターネット(タブレット)で簡単に物事を調べることができます。
インターネット検索は、スピードが圧倒的に早く、画像や動画、例文も豊富で、情報が多角的で広がりがある、というメリットがある一方、情報の信頼性にばらつきがあったり、学習中、ついつい他の誘惑に流れてしまったりするデメリットがあります。
一方、紙の辞書は、専門家によって校正され、厳密な定義が載せられていますので、信頼性の高さはネット検索にはない大きな長所です。
また、辞書を開き、ページをめくって言葉を探す過程が「言葉の学び」につながり、手間がかかる分、記憶にも残りやすいのが特徴といわれます。
紙の辞書もインターネット(タブレット)も、どちらも欠かせない学習道具です。
学校では、それぞれの長所を生かしながら、目的や場面によって使い分けられるよう、指導しています。
小学生のうちは、「調べる」という行為そのものが学習になります。
特に国語科の学習では、少し面倒でも辞書を使う機会を意識的に持たせることが、長い目で見ると大切であると考えています。