鳥川小学校日誌

4年生総合 国際理解 ~世界がもし100人の村だったら~

2025年3月12日 13時00分

 今日3月12日(水)の3・4校時、4年生が総合の時間に「世界がもし100人の村だったら」のワークショップを実施しました。

 この時間の講師は、以前、タイ王国に赴任した経験のある竹田教頭先生です。

 授業の冒頭、タイ語でのあいさつを教えていただき、その後、自分の行ってみたい国とその理由や自分が知っている「世界で問題となっていること」などを発表しあいました。

 そして、いよいよこの時間のメインとなる、実際に身体を使いながら世界の格差や多様性を体感する活動に取り組みました。

 子どもたち一人一人が、「役割カード」に基づき、自分の住む大陸へ移動したり、自分と同じ言語を話す仲間を探したりしながら、 経済格差、所得の分配や識字率について考えます。

 「『アジア』と書かれている人たちは、この紐で囲まれてエリアに入ってください。」

 「うわぁ、狭っ。」

 「窮屈だよぉ。」

 「りんごマークの人たちは、栄養が十分ではありません。」

 「えぇー!マジかあ!!」

 「7番になんにも書かれていない人、いますか? 手を挙げてみて。これは、文字が読めないことを表しています。」

 「えー、そんなに文字が読めない人がいるの?!」

 「〇マークの人たちには、数え棒(お金の代わり)をこれだけあげます。みんなで分けてくださ~い。」

 「無理ーッ。分けようがないじゃ~ん。」

 子どもたちは、自分がそのカードに書かれている役割・立場になってみることで、世界で起きていることを知ることを知り、「自分事」して、少数側、差別される側の思いや苦しみを感じ、想像することができました。

 そして、「このままでいいの?」と疑問を持つことにつながりました。

 「よりよい世界にするために、自分ができることは何だろう?」

 考えるきっかけになりましたね。

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