※ここに幼稚園についての概要を記載します。

園長の遠藤嘉人です。

令和６年度のまつかわ幼稚園のテーマは、昨年度に引き続き「どの子にも価値ある遊びを！」～子どもの主体性に寄り添って～　です。

　昨年度、私たちは、目の前の子どもが、ヒト・モノ・コトとの関わりの中でどのように心を動かし行動しているのかをとらえ、子どもたちが前へ進もうとするために何が必要か、どういう関わりが必要か、どこを支えればいいかを見つけ出し、子どもたちが願う遊びに向けて実践してきました。

　実践を重ねていく過程で、日々の保育の記録を分析する中で、ヒト・モノ・コトとの関わりの中で、幼児の思いと教師の願いのバランスをとっていくことの重要性を確認できました。また、幼児間で思いが共有されて遊びに見通しをもつことができた時に、幼児にとっての「価値ある遊び」となる傾向であることもわかってきました。

今年度はさらに、

①一人一人の幼児が日々の園生活の中で充実感を味わいながら遊ぶことができるように、意図的・計画的な環境の構成と援助を実践していきます。

②昨年度進めてきた研究方法（幼児理解とそれに基づいた環境の構成と援助・振り返り）を園行事にも生かし、園行事そのものが幼児の主体的な遊びや活動の延長線上にあること、また、園行事での経験が遊びや活動に変化や潤いを与えるという相乗効果を期待しながら実践を積み重ねていきます。

今年度も、子どもたちの遊びを豊かにしていきたい、という思いは変わらず実践していきます。

１０月には実践の有り様をお見せする研究公開を開催します。機会がありましたら、ぜひ、まつかわ幼稚園の保育をご覧いただきたいと思います。