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鉛筆 カウンセリングの技法【初任者研修 市内研修 カウンセリング研修①】

 令和元年8月9日(金)、小・中学校新任教職員に対象に、カウンセリングの基本概念・技術等に関する研修を行いました。29名の研修者は、講義・演習「教育相談の基礎」(講師:岩下聡清明小学校長)、「相談面接の基礎」(講師:相馬智子SC)から、児童生徒の内的変化を促進するカウンセリングのプロセスについて学びを深めました。

 

◇スクールカウンセリングは、開発的カウンセリング・予防的カウンセリング・問題解決的カウンセリングの援助段階に分けて考えることができます。(文部科学省HPより)
1) 開発的カウンセリング
 将来、児童生徒が自立して豊かな社会生活が送られるように、児童生徒の心身の発達を促進し、社会生活で必要なライフスキルを育てるなどの人間教育活動を行う。全ての児童生徒を対象とし、教科学習や特別活動、総合的な学習など、学級、学校全体の教育活動を通して、児童生徒の成長を促進する。
2 )予防的カウンセリング
 児童生徒一人ひとりについて、性格、現在の状況、ストレス、悩み、問題などを把握し、問題が発生しそうな児童生徒に予防的に働きかけ、本人が主体的に自らの力で解決できるよう支援する活動を行う。
3 )問題解決的カウンセリング
 問題の発生は、開発的、予防的カウンセリングを行うことで低減されることになるが、人生を生きていく上では、様々な問題に直面する。このような問題については、カウンセリング的アプローチにより問題の解決や不適応状態からの回復を援助する。