教育相談実践講座「学級の人間関係をつなぐ集団社会化療法」
教育相談実践講座「学級の人間関係をつなぐ集団社会化療法」 中村恵子先生の講演会を行いました。
10月19日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、東北福祉大学准教授・中村恵子先生をお招きし、教育相談実践講座を実施しました。
中村先生からは「学級の人間関係をつなぐ集団社会化療法」という演題で講演いただき、「集団社会化療法」について、「学齢期以降の適応課題の中核は学校適応である」こと、「帰属集団を好きになるほど、集団の魅力度が高く、同一化の動機が高まり集団適応が促進される」こと、また「意図的・構成的な仲間づくりの方法として『対人関係ゲームが有効』である」こと等を具体的な事例をもとにご紹介いただきました。 「SCでは1人を適応させるのに6ケ月、集団遊びではオセロゲームのように一気に不適応を適応に変えるマジックがある。」など中村先生のご講演は、多くの参加者にとって課題解決のヒントとなったようです。
参加者からは、「学級を帰属集団として、多様な子供たちに対応しながら、いかに好きになれる集団にしていくかが大切だと分かった。」、「明日から自分の実践に生かしたい。」との感想が多く聞かれました。