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鉛筆 読みの方略の獲得と物語の法則の発見【国語科授業力向上講座】

 令和元年8月6日(火)、福島大学人間発達分科学類教授 佐藤佐敏氏をお迎えして、国語科授業力向上講座(81名参加)を行いました。昨年度の本市学力・学習状況調査における課題をもとに、具体的な教材を通して、資質・能力を高める国語の授業のあり方について熱心にご指導いただきました。

〔研修者の声〕

◇新聞投書の比較から、自分自身でも脳がバグっていたことに気付きました。子供たちに正確な読みをさせるために、自分自身が注意深く、そして真摯に文章と向き合っていきたいと思います。国語の授業を行う際には、「証拠はどこ?」「どこから分かるの?」と積極的に聞き、読みを深めていきたいと思います。

◇社会生活や日常の子供の疑問から、国語科が身に付けなければならない課題と授業をどのようにつなげるのかを分かりやすく説明してくださるので、いつもおもしろく聞かせていただいている。国語に限らずテキスト、文章を正確に読むことは大切だと思う。その当たり前のことを再認識するよい機会となった。

◇国語科の授業をするときに大切にしなければいけないことを、具体的な例を挙げながらたくさんお聞きすることができ、大変よかったです。「証拠はどこ?」といった問い返しの言葉や教材研究の視点など、自身の授業改善に生かしていきたいと思いました。

◇「ニャーゴ」や「名前を見てちょうだい」など、これまで自分の指導した教材を様々な角度から深く読む実践を紹介していただき、驚きや新たな発見の連続でした。一つ一つの作品についての教材分析や研究の面白さを感じることができました。豊かな文学体験としてオマージュという言語活動も教えていただき、指導に生かしていきたいと思いました。