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算数・数学科授業力向上講座 「算数・数学科における主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善と学習評価」

 10月20日に文部科学省初等中等教育局教科調査官の笠井健一氏をお招きし、算数・数学科授業力向上講座を開催しました。笠井先生からは、学習指導要領改訂の趣旨を踏まえた授業の在り方について、実践例を示しながら分かりやすくお話いただきました。また、評価方法や評価の視点についても具体的なお話を伺うことができました。

  参加者の感想

◇授業の進め方について具体的に説明していただき、自分の授業について振り返ることができました。つい、自力解決→ペア・グループ→全体と型にはめがちなので、児童の実態に応じて授業をしていきたいと思います。また、指導と評価の計画をきちんと作成し、AとBの評価の規準を明確にして授業を行っていきたいです。

◇今まで対話的で深い学びを意識して授業してきたつもりでしたが、講演を聞いて、どのような交流が必要だったのか、説明し合うとはどういうことか、どうすれば目標に迫る見方・考え方を高める交流ができるのかを理解することができました。

◇思考力・判断力・表現力をどう評価すればよいのか悩んでいたところだったので、ノート分析の方法を知ることができて大変勉強になりました。「クラス全員が説明できるようにする」ことを大切にして、子どもたちの「学習に関わりたい」という前向きな思いを引き出すことができるような授業をつくっていきたいです。

◇本時のねらいを全員が達成できるようにするために、児童の理解度によって自力解決の時の指導方法を工夫していくことが大切であると感じました。また、必ず押さえたいところは丁寧に指導し、子ども同士で説明し合うことができるようにすることを意識して授業を行いたいと思いました。