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初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修

初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修が行われました。
 
 6月21日市民会館において、初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修が行われました。午前中に宍戸仁美指導主事より教育相談の基礎として、「教育相談の位置づけ」や「教育上の問題」、「教育相談の進め方」などについてお話いただきました。午後は、相馬智子スクールカウンセラーにカウンセリングに関する基礎的な知識や技法等について、演習を通して体験的に理解することを目的として、講義・演習をしていただきました。
 初任者の先生方と新規採用養護教諭の先生方は、4月からの自分を振り返り、明日からの実践につなげようと意欲を高めていました。

【受講者の感想より】
◇不登校傾向・不登校児への対応について、児童や保護者の意思を尊重しつつ大切なクラスの一員であることを示すことが必要であり、宍戸指導主事の実践例がとても勉強になった。別室登校でも給食当番や掲示物作成など、できることをやらせ居場所感を与える。そのためには、児童生徒の気持ちに寄り添い、時には興味関心があるものに一緒に取り組むことも必要だとわかった。

◇授業中の立ち歩きや集中していないなど、児童の気になる行動があった時に、まずは教師自身が自分の行動を振り返ったり、授業改善を行ったりしていくことで、児童の行動改善につながることがわかりました。授業に見通しを持たせ、勉強が苦手な児童だけでなく、勉強が得意な児童に対しても「わかる」「楽しい」と思えるような授業を心掛けたいと思いました。     

◇相手が勇気をもって話をしていることを自覚し、何を求めているかを的確に捉えて話を聞くことを大切にしたいと思った。また、話を聞くと菌は自然と解決策を考えて、提示してしまうことがあるが、それでは相談者本人の成長につながらないため、受容と傾聴の姿勢を持ち、相手が話の中で問題解決の方向を見つけられるように支えていくようにすると学んだ。

◇生徒を一人の人間として尊重しながら話を聞くことも重要であると知った。偏見をもつことなく肯定的に受け止め、生徒との約束を守ったり、守れないときは断りを入れたりするなどして一個人としての尊重を忘れず対応することが必要だと学んだ。悩んでいる生徒の気持ちを受け止め共感しながら生徒の成長を支援できるよう、相談の際の技法を確認したいと感じた。