学習障害(LD)とは【通級指導教室担当研修会】
令和元年8月27日(火)、第2回通級指導教室担当研修会を開催しました。福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター・災害こころの医学講座 特命准教授 後藤紗織氏から、LD(学習障害)児の理解・アセスメント・個別指導等について丁寧にご指導いただき、理解を深めました。
◇学習障害(Learning Disabilities):読字障害は、文字が読めないのではなく文章を読むのが極端に遅く、読み間違えることがよくあります。書字障害は文字を書いたり文章を綴ったりするのが難しく、読字障害があると書字障害も伴いやすいです。算数障害は計算や推論することが難しいです。学習障害は、本格的な学習に入る小学生頃まで判断が難しい障害であり特定の分野でできないことを除けば発達の遅れは見られないため、「がんばればできる」「努力が足りない」「勉強不足」と見過ごされることが多いです。支援の必要性が認知されにくく、結果的に子どもの自信の低下につながりやすいので注意が必要です。
※通級による指導は、小・中学校の通常の学級に在籍している障がいのある子どもが、ほとんどの授業を通常の学級で受けながら、障がいの状態等に応じた特別の指導を特別な場(通級指導教室)で受ける指導形態です。福島市の場合、通級の対象は、言語障がい、自閉症・情緒障がい、学習障がい(LD)、注意欠陥多動性障がい(ADHD)などです。