南向台小学校日誌

震災伝承プロジェクト(南向台小)

 6月24日3・4校時 4年生教室で「震災伝承プロジェクト」による授業が行われました。

 このプロジェクトは『震災伝承プロジェクト実行委員会』が実施団体となり本年度福島市内の小学校4校で実施されます。

 司会の飯田さんが、東日本大震災により全国で亡くなられた方が15,900人(2022年3月10日現在)、福島県の発表では4,164人(福島県発表2022年5月12日現在)と子どもたちに伝えます。尊い命を失うことになってしまった方々やそのご家族に思いを寄せます。

 授業を進めるにあたって、司会者から子どもたちに質問がありました。

「皆さんにとって大切な人は誰だろう」  

 家族 友だち 

 続いて本日の講師・泉田 淳 様(東日本大震災・原子力災害伝承館職員)によるご講話です。

 震災当時の様子を子どもに伝えます。

 震災当時はまだ生まれていない小学校4年生です。これまでに聞いたり見たりしたことと結び付けながら東日本大震災についてのお話を聴いています。

 司会者による絵本の朗読に進みます。絵本は『ぼくの生まれたところ、ふくしま』です。震災当時、双葉町の小学校に通っていた子どもが主人公です。

 

 主人公の子どもは、震災直後に家族とともに埼玉県へ避難しました。そして再び福島に戻ってきたのです。そして震災が起きた時の様子を知っていく主人公の子ども。福島のいろいろなことを知ってみたいと思うようになりました。

 司会者からの質問です。「みなさんだったら、こうたくん(主人公の子ども)に福島のどんな良いところを教えたいですか」

 自分で考えグループで話し合って発表です。新聞社の皆様からも考えたことや書いたことを尋ねられます。 

 再び講師の 泉田 淳 様 からお話をお伺いしました。

 2時間の授業は、東日本大震災や復興への努力、当時の経験について知る重要な機会となりました。

 そして、自分の大切な人や福島の良いところを再確認するとともに郷土ふくしまへの理解を深める学習になりました。

 授業の時間中ずーと見守っていただいた実行委員の皆様に御礼です。「ありがとうございました」