福島第四中学校日誌

樹齢五十数年でした

プールの上に立っていた枯れ木。皆さんも見たことがあると思います。
この木は、現在の地に校舎が建てられた昭和三十年に、まっすぐに、天まで届くほど大きく成長してほしいという願いをこめて植えられたヒマラヤスギでした。風雪に耐え、堂々とした巨木に成長していましたが、何らかの理由で数年前に枯れてしまい、さみしげに立っていたのでした。
今日、ついに、伐採されてしまいました。このまま風化が進むと、倒れる危険性があったためです。朝から周囲の安全を確認しながら、森林組合の方と樹木栽培の専門家の方とが協力して作業を進めました。

作業にあたられた方によると、樹齢は五十数年だそうです。昭和三十年に植えられたのだから六十二年のはずですが、枯れてから数年たっていることを考えると、ほぼ年数が合うようです。

たくさんの卒業生を見守り、見上げられてきたヒマラヤスギ。
これからは、切り株となって、四中生を支えてくれると思います。
今まで、ありがとうございました。