平野中学校日誌

鉛筆 あたりまえの幸せ。〔命の大切さを学ぶ授業〕

 岩手県二戸市在住、交通事故被害者遺族の大崎礼子様を講師にお迎えして、演題「娘を失って~いのちのメッセージ~」のご講演をいただきました。

平成12年11月28日、集団登校の小学生の列に飲酒運転の軽トラックが突っ込むという交通事故により、当時小学1年生の長女 涼香さんを亡くされた大崎さん。

事故から20年以上の月日が流れても、涼香さんのことを思い出さない日はない、悲しみが薄れることはない、未だに事故現場を歩くことができない…と仰る大崎さん。事故後、飲酒運転の罰則を厳しくするため、他の交通事故遺族とともに全国で署名活動等を展開され、平成13年11月の危険運転致死傷罪を新たにつくることを実現なさいました。

全国各地で交通事故遺族の思いや被害者支援の必要性を訴えるため、いのちの重さを伝えるため、講演活動をされていらっしゃるそうです。

心にしみる大崎さんのお話しでした。

生徒たちのお話しを伺う姿勢も素晴らしく、お褒め頂きました。

「大切な生命を守り、加害者にならない、被害書を生まない、誰もが安全で安心して暮らせる社会を実現するために、自分にできることをやっていきたい」と、生徒会長が決意のことばを述べました。