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2019年8月の記事一覧

清水中の歩み Episode3

    校歌制定の経緯については,「学校沿革誌」に記載されています。

   福島県はもとより,日本全国の学校の校歌や応援歌を,草野心平氏は100校以上,古関裕而氏は300校以上手がけています。福島市内で草野心平作詞,古関裕而作曲の校歌が残る小学校は,北沢又小,蓬萊東小,森合小と三校ありますが,中学校は清水中のみです。日本全国でも他にはありません。(ちなみに,古関裕而氏が校歌を作曲した福島市内の中学校は,本校以外に北信中,福島四中,松陵中,吾妻中,蓬萊中の5校です。) 

   草野心平氏が,本校に来校し視察を行ったのは10月8日。上空の澄み渡る秋晴れの空を「青絹」と表現し,西方に目をやり眼前に広がる吾妻・安達太良のパノラマを「遠き山脈(やまなみ)」と無駄のない簡潔な言葉で歌詞に盛り込みました。また「学舎は光りにあふれ」のフレーズは,当時斬新であった二階の天窓から注ぐ太陽光を表現したのではないでしょうか。福島県が生んだ二人の偉大な芸術家の手による本校の校歌は,清水中に在籍した仲間との絆の証として,在校生のみならず同窓生達によって,これからも「元気溌剌」と歌い継がれていくことでしょう。

 

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