小さな世界に夢中!創造力が弾ける瞬間
2025年4月23日 20時45分国会議事堂を後にした修学旅行団は、次なる舞台「Small Worlds Tokyo」へ。ここは、最新のテクノロジーを駆使し、様々な世界を精巧なミニチュアで再現した、まさに夢のような場所だ。
一歩足を踏み入れると、そこにはまるで別世界が広がっていた。アニメやSFの世界、そしてかつての街並みが、息をのむほどの緻密さで再現され、時間を忘れて見入ってしまう魅力的な空間だった。
それぞれのミニチュアエリアに散らばった生徒たちは、まるで小さな探検家のように、熱心に見学を楽しんでいる。目を凝らし、しゃがみ込み、時にはタブレットで写真を撮りながら、小さな世界に 숨をのむ。普段何気なく見ている風景も、ミニチュアを通して見ると、新たな発見があるようだ。 小さくて大きな世界観に、彼らの想像力は羽を広げ、自由に飛び回っていることだろう。
そして、見学の興奮冷めやらぬまま、生徒たちはワークショップ会場へと集まった。今日体験するのは、ミニチュア制作。Small Worlds Tokyoのスタッフの方々の丁寧な指導を受けながら、いよいよ自分だけの小さな世界を創り上げるときがやってきたのだ。
材料を前に、最初は戸惑っていた生徒たちも、スタッフの方の説明を聞くうちに、その表情は真剣そのものに変わっていく。小さなパーツを一つひとつ丁寧に接着……。はじめは不安そうな顔をしながらも、その手つきは次第に自信たっぷりなものになっていく
会場には、パーツを外す音、のりをくっつける音、そして時折、友達同士で教え合う声が響く。誰もが ミニチュア制作に没頭し、 周りの雑音などまるで聞こえていないかのようだ。集中する子供たちの瞳はキラキラと輝き、創造のエネルギーが会場全体を満たしていく。
「先生、見て!」「ここ、どうやったらいいかな?」
完成に近づくにつれて、生徒たちの顔には、満足感と達成感が入り混じった笑顔が溢れる。世界に一つだけの、自分だけのオリジナルミニチュア作品。それは、この修学旅行の、かけがえのない思い出の証となるだろう。
小さな世界に無限の可能性を見出し、創造する喜びを肌で体験した平野中学校の生徒たち。彼らの心には、生まれて初めての心躍る体験が、貴重な人生の1ページとして、深く刻まれたことだろう。