停電復旧物語①~飯野っ子のために~
2025年6月11日 17時00分6月8日(日)の夕刻より、高圧ケーブル(電線)の不具合によって停電に見舞われました。高圧ケーブルを交換しないと飯野小に電気を引き込むことができないため、復旧には数日かかることが判明しました。時計は21時を回っていました。やむを得ず、9日(月)は臨時休校となりました。
9日(月)の朝、教育施設管理課へ電話連絡すると、間もなく電気工事担当業者が駆けつけてくれました。電柱からキュービクルまでの距離が200mを超え、その長さの高圧ケーブルが届くには、普通発注から1か月かかるというのです。ところが、最優先していただき、午後の16時頃に飯野小へ届くことになりました。静岡から福島まで、ケーブルを載せたトラックが走り出しました。
昼過ぎには大工事のために、たくさんのクレーン車や50人を超える作業に携わる方々が飯野小へ集結しました。不具合のある200mもの高圧ケーブルを引き抜く作業は、簡単なことではありません。綱を引くようにたくさんの人が連なり、力と心を合わせてケーブルを引きます。監督(親方)らしき人は、大きな掛け声で仲間を鼓舞します。何度も、何度も大きな声を掛け、何度も何度も引き続けました。作業する人の顔には、汗が流れます。心の中で応援しながら、見守りました。新しいケーブルが届くと、新しいケーブルを引き込む作業が始まりました。その作業は、夜まで続きました。
飯野っ子のために、それぞれの部署のたくさんの方々が力を尽くしてくださいました。そのお陰で、10日(火)の午後には、電気が無事開通しました。予想をはるかに上回る速さでした。職員室では、拍手が沸き起こりました。電気の大切さとともに、支えてくださる方々の温かさが身にしみる3日間となりました。感謝しかありません。ありがとうございました。