幼稚園ブログ

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ジャガイモを植えました

 先週の14日(木)は、5歳児のひまわり組の子どもたちの登園日でした。21名が元気に登園してきました。その日、ひまわり組の子どもたちは、ジャガイモを植えることになっていました。

 その日はとてもさわやかな良い天気で、畑の活動には最高の日です。9時過ぎ、子どもたちが、園庭の隅にある畑に集合しました。畑の畝(うね)には黒いビニルのシートがかけてあります。そこにシャベルで穴をあけ、土を少し掘って、ジャガイモを植えます。

 もうジャガイモを植える時期は過ぎていて、タネのジャガイモからはたくさんの芽が伸びてしまっています。ちゃんと育って、ジャガイモが収穫できるか心配ですが、このような状況ですから、仕方がありません。

 芽が下を向いたまま植える子もいますし、タネのジャガイモが半分も外に出たまま植えている子もいたりで大変でしたが、子どもたちは大喜びでジャガイモ植えは無事完了しました。

 子どもたちは、3週間ぶりの登園です。先生方は「何をしてあげよう・・・」「何ができるかな・・・」と何日も前から考えました。そして「ジャガイモを植えよう」と決め、準備をしてきました。

 短い時間でしたが、子どもたちみんなで「共通の体験」ができたことには大きな意味があると思います。ジャガイモを植えるという同じ体験を、みんなが「共有」していることで、子どもたちの心は「つながって」いきます。相手の気持ちもわかるようになっていきます。そしてまた少し仲良く、そして優しい子になっていきます。

 先生方は、経験的にそういうことをわかっているのです。外から見れば、ただの「ジャガイモ植え」と見えるかもしれませんが、その中には先生方の子どもたちへの思いと経験による知恵が込められています。短い時間でしたがよい保育ができたと思っています。(文責 園長 佐藤一男)