学校日誌

学力向上に向けて(2年 算数)

 9日は2年生で授業研究が行われました。算数のかけ算の授業です。子どもたちはこれまで、1から9の段までの九九、かけ算九九の構成の仕方などを学んでいます。今日は物の数の求め方をかけ算を用いて解決することが狙いでした。

 はじめに、1回のかけ算で物の数が求めらえる写真(物がまとまっている)を提示し、これまでの学習を振り返りました。振り返りの後、1回のかけ算で求めることができない写真(物がまとまっていない)を提示し、子どもたちの挑戦意欲を引き出しました。子どもたちは、「わけるばできる」「うごかせばよい」などの見通しを持って自力解決に挑戦しました。

 タブレットの画面上で「わける」「うごかす」を試行錯誤し、考えがまとまると先生が準備したプリントに自分の考えを書きました。1つの考えだけではなく、2つ目の求め方を考える子もいまいした。

 ほとんどの子が自分の考えをもつことができたところで、話し合いに入りました。タブレットを使って、それぞれの考えをみんなで確かめていきました。「それには気がつかなかった。」「縦に分ける方法もあったんだね。」など、友だちの考えを共有し、いろいろな求め方があることを実感しました。そして、どの考えも「わけたり、うごかしたりして、同じ数のまとまりにしている」ことがわかりました。この見方・考え方は上の学年で複合図形の面積を求めたり、平行四辺形の面積を求める時に活用できます。最後に習熟問題に取り組みました。

 いろいろなと解決の方法を考えた子どもたち、算数の力がついていることを感じました。