学校日誌

ブログ授業参観7 1年 道徳 生き物にやさしく

 今日の教室訪問は1年生教室で道徳の授業が行われていました。教室の後ろには、昨日捕まえてきたカエルなどが飼われていました。

 はじめに先生が昨日の生活科を振り返り、「生活科で生き物探しをして何を見つけましたか?」と聞くと、「バッタ」「カエル」「チョウ」などの答えが返ってきました。続いて子どもに事前にアンケートしていた結果を確かめました。「生き物が好きですか?」については はいが11名・いいえが2名、「生き物を大切にしていますか?」については はいが10名・いいえが3名という結果でした。そこで先生から「では、生き物を大切にするにはどうすればよいのでしょうか?」の問いに「餌をやればいい。」などのつぶやき。「今日の道徳はそれを勉強していきましょう。」の投げかけで今日のめあてが「いきものをたいせつにするには?」と決まりました。

 次に先生はかごに入った青い丸いものを見せ、「男の子がこんな卵を見つけました。そのお話を読みます。そらいろのたまご。」と話し、お話の前半を読みました。その後、

先生:卵を一つだけとってきた時、男の子はどんな気持ちだったでしょう?

子:かってあげよう。 子:死なさないように・・・。 

子:大きくなったら返してあげよう。子:きれいだなあ。 ・・・・・・・・

先生:(男の子の顔の絵を指さしながら)男の子の顔を見てみて。

子:どろぼう(みたい)。 子:きれいだから、いっか?

先生:そう、ひとつだけならいいんじゃない?

子:(だめ)お母さんが困る。 子:どこにいったのかな(と心配する)。

先生:そう、お母さんはどんな気持ち?

子:悲しい。 子:不安な気持ち。 子:大丈夫かな。

先生:(男の子は)お母さんの気持ち考えていたかな。  

子:考えていたらとらなかったかもしれない。

先生:では、次にどうなっていくのかお話を聞きましょう。

 後半のお話を先生が読み、その後「誰に会いましたか?」と問いかけました。

子:神父さん。

先生:あった時に(男の子が)はっと気がついたのですが、何に気がついたのでしょう。

子(つぶやき):悪いことをした。  鳥の家族を傷つけた。 怒られる。・・・・

先生:じゃ、ワークシートにはっと気がついた時、どんなことを思ったか書いてください。

子全体:(ワークシートに書き込む)

 そして、ワークシートに書いたことを発表しました。

子:悪いことをしちゃった。 子:ごめんなさい。 子:赤ちゃんを傷つけちゃった。子:お母さんも困らせた。  

子:悲しい思いをさせちゃった。 子:やらなければよかった。 子:そっと返してあげよう。

先生:でも、さっきまでは「きれいだからいっか。」と思っていたんだよね。

子:きれいだけれど、・・・・・・・・・。

 この後、学習を振り返って「生き物を大切にするにはどんなことをすればよいか?」をワークシートにまとめました。そこには

子:大事に育てるよ。 子:放して返してあげるよ。 子:いやな思いをさせないようにしよう。

と書いてありました。生き物にも優しい1年生。今日の道徳は「(たくさん使ったので)頭が一杯でした。」と話していました。